皇室vs.イギリス王室 海外で「どちらが忙しいか?」が話題に

忙しいのは世界共通だが…

海外の声:日本の天皇陛下は激務ですぞ。年間300日お仕事とか信じられますか?(アメリカ)

海外の声:日本の天皇陛下の国内での公務はほとんどが日帰り。遠く地方へお出向きになる→その日にとんぼ返りの連続なんだってさ。(ドイツ)

海外の声:しかも、ご公務に行って、たとえば誰かに会って「こんにちは」って握手して終わりじゃないからな。お会いになる前に30人とかの人物の名前、履歴なんかをちゃんと勉強してから行くらしいよ。(デンマーク)

海外の声:忙しさならイギリス王室もまけていないぞ。しかも公務の行く先々でパパラッチとのバトル!(イギリス)

海外の声:イギリス王室の公務はビジネスだからなぁ。日本の皇室の公務は、基本的にタダ働きらしいよ。(フランス)

海外の声:天皇陛下、聖人すぎる…!(ドイツ)

大忙しの皇室

年間にこれだけの公務を行う陛下のお仕事は大きく分けて3つある。国事行為と行幸啓宮中祭祀だ。国事行為は大臣の任命や国会の召集、法律や条約の公布などで、これに関連して、陛下が直接決済する書類は年間1000件から2000件といわれている。

日割りにすれば1日3件から6件ほどなのでそれほどの量ではないと思われるだろうが、たとえば、春・秋の叙勲では「数千人もの対象者の名簿と功績調査が届き、陛下はすべてに目を通されるがある褒章の対象1 ,000人が書類で括されている場合、それで1件と数えている」(週刊ポスト2011 ・1 ・14号) ということだ。

要は1 ,000人分チェックして一件完了ということになるわけで、1日3件でもかなりの量になるだろう。もちろん、すべてがこういう書類ではないだろうが、あなどれるほど軽い量ではないことは間違いない。

ハードワークな公務

続いて行幸啓をみてみよう。行幸啓とは具体的には地方視察及び慰問のことであるが、陛下の行くところ、常に国民が列をなして待っているため、移動中でのお手振りは欠かせない。さきほど東日本大震災の復興視察では沿線で旗を振る人々に対して陛下はずっと立って手を振り続けていると書いたが、車の移動であってもそれは変わらない。

窓を空けて手を振り続けることを決しておやめにならない。壮年であれば、それも耐えられるであろうが、平成後半の天皇陛下はかなりのご高齢だった。この年齢で、窓を開けて立ちっぱなし、手を振りっぱなしというのは結構過酷なはずだ。陛下はこれを自らの仕事と課して周りが止めてもおやめになろうとはしないのだ。

これは国事行為の大臣の任命などでも同様となる。2時間、3時間を姿勢よく立っているというのは若者でも普通ならばできる限り避けたいことではないだろうか。さすがに近頃はイスを用意されて座ることも可能になったが、姿勢を崩さずに座るというのもしんどいだろう。とはいえ、世界を見渡してみると、こういった国事行為はヨーロッパやアジアの王族たちもやっている。

式典なのでスピーチをしたり、賞状を渡したり、という公務は王族、貴族の重要な仕事であることは間違いない。しかも、天皇家と同様、ヨーロッパ各国でも王族の高齢化が進んでおり、そんななかで皆、公務を行っている。そのいい例がイギリス王室で、エリザベス女王の夫君であるエディンバラ公爵フィリップ殿下は現在96歳のお年となっている。さすがに、2017年の8月に公務からは引退したが、その前年まで精力的に活動していた。たとえば、フィリッブ殿下の2016年の公務は219件であった。議会の開会式やバッキンガム宮殿における園遊会などをしつつ、その合間に海外での各種祭典に、主催者として、あるいは賓客として列席していたのだ。

超多忙な日本皇室とイギリス王室

英大衆紙サンによれば、現在イギリス王室で最も多くの公務をこなしているのはエリザベス女王の長女アン王女で、2015年の公務件数は544。アン王女の年齢は67歳だからやはり、ご高齢といわざるを得ないだろう。2位がチャールズ皇太子で527件の公務に携わっているが、年齢は現在68歳となる。王のなかで最も高齢のエリザベス女王は90歳という年齢で341件の公務をこなしている。

件数でいえば、1日3件以上の公務を行っている天皇陛下のご公務も相当な数にのぼるだろう。少なく見積もって1日2件とし、年間公務数280日をかけると560件となるが、この数字は、イギリス王室で最も多いアン王女の公務件数を超えている。やはり、かなりハードなご公務ぶりであることがわかる。

ただし、ヨロッパ全体を見渡すと、だいたい70歳代から80歳代でご公務から引退するのが通例となっているようだ。オランダのベアトリクス女王(2013年4月) とベルギーのアルベル国王(2013年7月)、スペインのフアン・力ルロス国王(2014年6月)は70歳代で引退し、2016年の1月には、デンマークのマルグレーテ女王の夫君ヘンリック王配も81歳で公務から引退している。イギリスと日本のロイヤルファミリーの激務ぶりは群を抜いていることになる。

出典:https://chattusa.com/、https://royalcentral.co.uk、https://www.newmyroyals.com/

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